什器
じゅうき
名詞頻度ランク #42500 · 青空 125 例
標準
utensil
文例 · 用例
結局、こっちの条件が悪く、負けそうだったので、持って帰れぬ什器を焼いて退却した。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
さて神体等を社殿へ並べて衆庶に縦覧せしめけるに、合祀を好まぬ狂人あり、あらかじめ合祀行なわるれば必ず合祀社を焼くべしと公言せしが、果たしてその夜、火を社殿に放ち、無数の古神像、古文書、黄金製の幣帛、諸珍宝、什器、社殿と共にことごとく咸陽の一炬に帰す。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
今でも寺の什器になっている筈ですから、あなたなぞは一度御覧になってもいいと思います。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
耕しても、漁をしても、陶器をつくっても、什器をつくっても、商いをしても、皆|能く出来て過たないのは、これ聖帝|舜の境地である『史記(五帝本紀)』。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
いわくサンドミンゴ・デラ・カルザダで一女巡礼男に据え膳を拒まれた意趣返しに、その手荷物中に銀の什器を入れ窃盗と誣告す。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
クルーソーが彼の為めに難破船まで什器食料を求めに行ったのは、彼自身に取っての道徳ではなかったろうか。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
封建時代の日本人がその社会生活から慣習づけられていた感情抑制の必要、美の内攻性及び日本の建築、家具什器の材料に木、紙、竹、土類を主要品とした過去の日本の風土的特徴等が、「さび」を語った場合とりあげられなければならないであろう。
— 宮本百合子 『文学上の復古的提唱に対して』 青空文庫
暴漢は土足のまま闖入し、手当り次第什器を破壊し、婦人の寝室を襲い、吾輩を人事不省に陥れて手籠めにした。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
作例 · 標準
倉庫には、古い什器がたくさん保管されている。
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この店では、おしゃれなインテリア什器を取り扱っている。
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事務所の什器を一新することになった。
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ウィキペディア
什器(じゅうき、appliance)とは、仏教の什物(じゅうもつ)に由来し、寺で宗徒が使う器具、日用品、生活用品を指す。これらは「什」(数字の「10」と同義)「聚」(集まったものという意味)などと呼び、1つや2つなどではなく10を単位として数えなければならないほどたくさんで雑多であることから、中国の宋代に禅宗寺院内で使われはじめた語である。後に什器とも呼び、これが一般化し、日常生活で使用される道具。食器や家具を指す。
出典: 什器 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0