雷名
らいめい
名詞
標準
fame
文例 · 用例
何時の間にか、眼が悪くなって府下の有名な眼科医三四人に診察を乞うて見ると、云うことが皆同じである、曰く進行近視眼、曰く眼底充血、最後に当時最も雷名ありし、井上達也氏に見て貰うと、卒直なる同氏はいう、君の眼は瀬戸物にひびが入った様なものじゃ。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
三たび我が行きし時に、蒼海は幾多の少年壮士を率ゐて朝鮮の挙に与らんとし、老畸人も亦た各国の点取に雷名を轟かしたる秀逸の吟咏を廃して、自村の興廃に関るべき大事に眉をひそむるを見たり。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
しかれども依頼者は多く君の雷名を聞いて来る者画の巧拙はこれを鑑別するの識なし。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
ウイルスが外にも、以太利の Pietro d'Apone の如き、英克蘭の Reginald Soct の如き、皆天下に雷名あり。
— ―寿陵余子の仮名のもとに筆を執れる戯文― 『骨董羹』 青空文庫
ついでに県下の警察と新聞社の眼球を刳り抜いて、押しも押されぬ雷名を轟かしてくれよう。
— 夢野久作 『山羊髯編輯長』 青空文庫
ベンサムの博学宏才をもって心を法典編纂に委ぬること五十有余年、当時彼の著書は既に各国語に翻訳せられ、彼の学説は既に一世を風靡し、雷名|轟々、天下何人といえども彼の名を知らぬ者はなかったのである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
ドーニャ・マリア・デ・ガウシンという若い美しい尼は修道院を脱け出して女|闘牛士になり、全国に雷名を轟かした後、晩年はまた尼僧生活に帰ったといわれる。
— 野上豊一郎 『闘牛』 青空文庫
頭の上がりで木やり上手として知られているこの御隠居はまた、雷親爺と仇名された喧まし屋として文字通りの雷名を仲間うちに轟かせていた。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
彼の雷名は、この業界では知らない者がいないほどだ。
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若くして雷名を馳せた彼は、多くの人々の憧れだった。
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その画家の雷名は、海を越えて世界に広まった。
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