口を叩く
くちをたたく
表現動詞-五段-カ行
標準
to speak brazenly
文例 · 用例
女給達は、今来たばかりの常連らしいひどく冗談口を叩く男のまはりにみんな行つてしまつた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
平生大きい口を叩く癖に。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
亀のようにむっつりとしていた男が見ちがえるほど陽気になって、さかんにむだな冗談口を叩く。
— 織田作之助 『道』 青空文庫
其の夜遅くなってとんとんと門口を叩く音に、総領女が眼を覚した。
— 田中貢太郎 『白い花赤い茎』 青空文庫
甚兵衛は、日頃大口を叩くが、戦場では殊のほか手に合わぬ男じゃ」という噂が陣中に伝わったらどうしようかと考えた。
— 菊池寛 『恩を返す話』 青空文庫
樽野の家は遊園地へ差しかゝらうとする丘の中腹にある一軒家で村とは半里近くも離れてゐるから同村の者とは称び憎くかつたが、その素晴しい村の大景気は恰も光の翼を延して此処の戸口を叩くかのやうであつた。
— 牧野信一 『村のストア派』 青空文庫
そういえばなァ」 というので、半之丞説が俄かに有名となると共に、死んだ権四郎にひどい悪口を叩くものが日に日に多くなった。
— 海野十三 『くろがね天狗』 青空文庫
酒を喰つた時などは氣が大きくなつて、思切つて竹山の蔭口を叩く事もある位で、殊にも此男が馴々しく話をする時は、昔の事――強ひて自分で忘れて居る昔の事を云ひ出されるかと、それはそれは人知れぬ苦勞をして居た。
— 石川啄木 『病院の窓』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、相手の意見を真っ向から否定するように口を叩いた。
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「何も知らないくせに、偉そうに口を叩くな!」と、彼は怒鳴った。
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