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霜柱

しもばしら
名詞
1
標準
frost columns
文例 · 用例
庭の日かげはまだ霜柱に閉じられて、隣の栗の木のこずえには灰色の寒い風が揺れているのに南の沖のかなたからはもう桃色の春の雲がこっそり頭を出してのぞいているのであった。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
昼頃近くになっても霜柱の消えないような玄関の前に立って呼鈴を鳴らしてもなかなかすぐには反応がなくて立往生をしていると、凜冽たる朔風は門内の凍てた鋪石の面を吹いて安物の外套を穿つのである。
寺田寅彦 新年雑俎 青空文庫
鬚根がぼろぼろした土をつけて下がっている、壊えた赤土のなかから大きな霜柱が光っていた。
梶井基次郎 雪後 青空文庫
蛙たちのもぐっている土の上に、びゅうびゅうと北風がふいたり、霜柱が立ったりしました。
新美南吉 二ひきの蛙 青空文庫
ところが、ある霜柱のたったつめたい朝でした。
宮沢賢治 狼森と笊森、盗森 青空文庫
空は片雲なく、地は霜柱白銀のごとくきらめく。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
中 十二月に入ると急に寒気が増して霜柱は立つ、氷は張る、東京の郊外は突然に冬の特色を発揮して、流行の郊外生活にかぶれて初て郊外に住んだ連中を喫驚さした。
国木田独歩 竹の木戸 青空文庫
霜柱にあれた庭を飾るものは子供の襁褓くらいなものだ。
寺田寅彦 イタリア人 青空文庫
作例 · 標準
冷え込みが厳しかった翌朝、庭の土を持ち上げるように立派な霜柱ができていた。
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登校中の小学生たちが、サクサクと音を立てて霜柱を踏みながら歩いている。
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霜柱の結晶を顕微鏡で覗いてみると、細長い氷の柱が幾重にも重なっていた。
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