納戸
なんど
名詞頻度ランク #41650 · 青空 996 例
標準
storage room
文例 · 用例
『春色恋白浪』に「鼠色の御召縮緬に黄柄茶の糸を以て細く小さく碁盤格子を織|出したる上着、……帯は古風な本国織に紺|博多の独鈷なし媚茶の二本筋を織たるとを腹合せに縫ひたるを結び、……衣裳の袖口は上着下着ともに松葉色の様なる御納戸の繻子を付け仕立も念を入て申分なく」という描写がある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
すなわち、第一に鼠色、第二に褐色系統の黄柄茶と媚茶、第三に青系統の紺と御納戸とである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
また『春告鳥』に「御納戸と媚茶と鼠色の染分けにせし、五分ほどの手綱染の前垂」その他のことを叙した後に「意気なこしらへで御座いませう」といってある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
「松葉色の様なる御納戸」とか、木賊色とか、鶯色とかは、みな飽和度の減少によって特に「いき」の性質を備えているのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
『春色恋白浪』に「鼠色の御召縮緬に黄柄茶の糸を以て細く小さく碁盤格子を織出したる上着、……帯は古風な本国織に紺博多の独鈷なし媚茶の二本筋を織たるとを腹合せに縫ひたるを結び、……衣裳の袖口は上着下着ともに松葉色の様なる御納戸の繻子を付け仕立も念を入て申分なく」という描写がある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
(どなた、)と納戸の方でいったのは女じゃから、南無三宝、この白い首には鱗が生えて、体は床を這って尾をずるずると引いて出ようと、また退った。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
戸外へは近うござんすが、夏は広い方が結句宜うございましょう、私どもは納戸へ臥せりますから、貴僧はここへお広くお寛ぎがようござんす、ちょいと待って。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
息を凝すと、納戸で、(うむ、)といって長く呼吸を引いて一声、魘れたのは婦人じゃ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
古い日本家屋には、使わなくなった家具や季節の道具をしまっておく納戸がある。
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廊下の奥にある納戸の整理をしていたら、祖父が描いた古い油絵が出てきた。
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マンションの小さな納戸を改造して、念願だった自分専用の書斎を作った。
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標準
grayish blue
作例 · 標準
彼女は、落ち着いた納戸色の和服を粋に着こなしてパーティーに現れた。
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書斎のカーテンを納戸色に変えたら、部屋全体がしっとりと落ち着いた雰囲気になった。
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夕暮れ時の空が納戸色に染まっていく様子を、公園のベンチで眺めていた。
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ウィキペディア
納戸(なんど)とは、住宅において普段使用しない衣類や家具・調度品などを収納するための空間。建築基準法で「居室」の基準に適合しないものを言う。
出典: 納戸 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0