側近く
そばちかく
名詞
標準
nearby
文例 · 用例
清逸は園が側近く来たのを知ると、なぜともなく心の中が暖まるのを覚えて、今までの物臭さに似ず、急いで窓から戸口の方に寝返った。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
しばらく躊躇していたがファニーはやがて私の命ずるままに私の側近くすわった。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
中には、彼の側近く寄つて来て彼の顔を覗いて行く無遠慮ものさへあるではないか。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
年寄ったウェーターが私を出張りの硝子囲いの側近くの卓に導いて呉れて、間もなく皿を運んで来た。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
主人も客も湯帷子に着更へて、縁側近く据わつて、主人と背の高い赭顔とが棋を打つのを、小男の客が見てゐる。
— 森鴎外 『金貨』 青空文庫
きれいに掃除の届いた庭に臨んだ縁側近く、低い机を出してくれる。
— 寺田寅彦 『花物語』 青空文庫
そしてすこし往ったところで、女郎は侍女を車の側近く呼んで言った。
— 田中貢太郎 『瞳人語』 青空文庫
長政罪人を誅するに諸士に命じて見逢に切り殺させらる、長政側近く呼んでその事を命じ命を承けて退出する、その形気を次の間にある諸士察して仕置をいい付けられたと知った、しかるに政利に命じた時ばかり人その形気を察する能わず、この人天性勇猛で物に動ぜなんだからだと貝原好古が記し居る。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
公園の側近くに、新しくできたカフェに立ち寄った。
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困っている人がいると、すぐに側近くに駆け寄る。
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駅の側近くには、昔ながらの商店街が広がっていた。
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