巨盗
きょとう
名詞
標準
big-time robber
文例 · 用例
ために字を熊坂とて、俗に長範の産地と称える、巨盗の出処は面白い。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
明和二年刑せられた巨盗真刀徳次郎はこの夜孕まれた由。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
呉、杜に語りて、この人は江湖の巨盗だ、すべて人家に至って様子を窺い置き、夜に至って猴を入れて窃ます、而して彼は外にあって応援す。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
講談本や探偵小説にある巨盗怪賊の忍術は、こんな事を云ったものかと思われると吹き立てる不良さえある。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
この「緑林黒白」こそは、日本、支那、朝鮮に輩出した巨盗大賊の伝記であって、行文の妙、考証の厳、新説百出、規模雄大、奇々怪々たる珍書であったが、惜しい事には維新の際、殆ど失われたということである。
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門』 青空文庫
小石川切っての大地主で、巨万の富を積んでいる成瀬屋は、蝙蝠冠兵衛に狙われると知って、屋敷の内外に鳴子を張り渡した上、幾つも幾つも罠を仕掛けて、苦もなく忍び込んだ巨盗冠兵衛を生捕りにし、番頭で用心棒を兼ねた伝六という男が、さんざん冠兵衛をなぶりものにした揚句、半死半生のまま役人に引渡したのでした。
— 槍の折れ 『銭形平次捕物控』 青空文庫
生前の善根らしきもののお蔭で、助命の歎願などもありましたが、もとよりそんなものは取上げられるはずもなく、一代の巨盗もそれっきり江戸っ子の関心から拭い去られてしまったのです。
— 槍の折れ 『銭形平次捕物控』 青空文庫
四 平次の仕事は一とわたり家の内外を見ると、次には死んだ巨盗|蝙蝠冠兵衛の脅迫状を見せて貰うことでした。
— 槍の折れ 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
新聞の一面には、「世紀の巨盗、ついに逮捕」という見出しが躍っていた。
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「あの巨盗が狙っているのは、間違いなくあの美術館の至宝だ」と刑事は推測した。
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街では、指名手配中の巨盗が目撃されたという噂が広まっていた。
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巨盗を捕らえるために、特別捜査班が結成された。
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