大泥棒
おおどろぼう
名詞
標準
master thief
文例 · 用例
河内山宗俊だつて大泥棒だァなァ。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
きめてしまって、私は、大泥棒のように、どんどん歩いた。
— 太宰治 『狂言の神』 青空文庫
五右衛門は、腹が立つやら、情けないやら、熱いやら、痛いやら、まるで精神状態が目茶苦茶にみだれてしまったが、しかし、この男は元来が虚栄心で固めて日本一の大泥棒になったくらいの男であったから、さすがに燃え残りの自尊心を取り戻して、「やいやい、野郎共、何を笑うておる。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
馬上の詩わが大泥棒のために投繩を投げよわが意志は静かに立つその意志を捕へてみよ。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
仔馬、たてがみもまだ生えた許り、可愛い奴に私はまたがる、私の唯一の乗物、そいつを乗り廻す途中にはいかに大泥棒といへども風邪もひけば女にもほれる、酒ものめば、昼寝もする、すべてが人間なみの生活をする。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
ただ私の大泥棒の仕事は馬上で詩をつくること、先駆を承はること、前衛たること、勇気を現はすことにつきる。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
わが友よ、戦へ、敵のもちものは豊富だぞ――、ぬすめ、それぞれ大泥棒の襟度を現はせよ、仔馬の集団、赤きわが遠征隊、捕吏の追跡、閃めくカギ繩マントでうけよ、マントが脱げたら上着でうけよ、上着がぬげたら素裸だ、鞍が落ちたら裸馬だ。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
わが大泥棒の詩人たちよ。
— 詩集(3)小熊秀雄詩集1 『小熊秀雄全集-4』 青空文庫
作例 · 標準
例句