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疥癬

かいせん
名詞
1
標準
scabies
文例 · 用例
先生の言によると、それはタムシ草と云って、その葉や茎から出る汁を塗れば疥癬の虫さえ死んでしまうという毒草だそうで、食べるどころのものでは無い危いものだということであって、自分も全く驚いてしまった。
幸田露伴 野道 青空文庫
けれども、蚤か、しらみ、或いは疥癬の虫など、竹筒に一ぱい持って来て、さあこれを、お前の背中にぶち撒けてやるぞ、と言われたら、私は身の毛もよだつ思いで、わなわなふるえ、申し上げます、お助け下さい、と烈女も台無し、両手合せて哀願するつもりでございます。
太宰治 皮膚と心 青空文庫
彼は絶えず誰かに嘲笑されるだろうという恐怖を疥癬のように皮膚に繁殖させていた。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
狂犬に咬まれた者少しく服まば即座に治る、また難産や疥癬に神効あり、その肉また甘ければ人好んで購い食う」と言った。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
天帝釈化して猴となり身に疥癬を病めり、来り進んで猴衆に石を負わせ、海を杜がしめ衆|済るを得とあり。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
『虎※経』に猴を厩に畜えば馬のために悪を避け、疥癬を去るとある。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
また疥癬を去るとあるより推すに、馬の毛に付いた虫や卵を猴が取って馬を安んずるのかも知れぬ。
猴に関する伝説 十二支考 青空文庫
『大和本草』附録下に、野猪の脂は、婦人をして乳多からしめ、疥癬を治す。
猪に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫