闃
げき
副詞-と形容詞-たる頻度ランク #43120 · 青空 44 例
標準
quietly
文例 · 用例
観覧車も今は闃として鉄骨のペンキも剥げて赤※が吹き、土台のたたきは破れこぼちてコンクリートの砂利が喰み出している。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
山の奥にも響くべく凄じき音して堂の扉を鎖す音しつ、闃としてものも聞えずなりぬ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
今に当つて猶且修省することを知らずして、旧態依然たるものが有らば、それは先に笑ひ、後に号へば闃として其れ人|无し、三歳|覿えず、凶なりといふやうになつてしまふ。
— 幸田露伴 『震は亨る』 青空文庫
再び闃として聲無し。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
再び闃として声無し。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
旅人のかへり行くあとを見送りて、ついまつの赤き光さへ見えずなりぬる時、あたりは闃として物音絶えたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
されど街衢は闃として人影なきに似たり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
廣間には幌を卸して、闃として物音を聞かず。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
作例 · 標準
夜の森は闃として静まり返り、虫の声だけが響いていた。
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人々が去った後の美術館は、闃として神秘的な雰囲気に包まれていた。
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彼が部屋に入ると、それまで騒がしかった室内が闃となった。
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