疎い
うとい
形容詞頻度ランク #23445 · 青空 308 例
標準
distant (from someone)
文例 · 用例
といふやうな極度の嫌惡が、その時の兎の顏にありありと見えてゐるのに、しかし、とかく招かれざる客といふものは、その訪問先の主人の、こんな憎惡感に氣附く事はなはだ疎いものである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
またこの「毛唐」がギリシアの「海の化けもの」〔ke`tos〕 に通じ、「けだもの」、「気疎い」にも縁がなくはない。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
直射光線が気疎い回折光線にうつろいはじめる。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
気疎い睡気のようなものが私の頭を誘うまで静かな海の暗を見入っていた。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
あえて短い日子ではなかったが、こう云う事には極めて疎い自分にはこの家の家庭の過去現在について知り得られた事は至って僅かで、また強いて知りたいと思いもしなかった。
— 寺田寅彦 『雪ちゃん』 青空文庫
やにわに長い手を伸ばされて、はっと後しざりをする、娘の駒下駄、靴やら冷飯やら、つい目が疎いかして見分けも無い、退く端の褄を、ぐいと引いて、「御夢想のお灸であすソ、施行じゃいの。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
耳が疎いのか、この襯衣を買って進げよう。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」「何、何、我あ、今年はもう七十五になっての、耳が疎いに依って大きな声で謂わっしゃい。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
knowing little (of)
作例 · 標準
例句