苦渋
くじゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞名詞-の形容詞頻度ランク #29381 · 青空 128 例
標準
bitterness
文例 · 用例
前に人に使われて働いていた時分は、生活の心配を離れて、専心に工夫に没頭したら、さぞ快いだろうという、その憧憬から日々の雑役も忍べていたのだがその通りに朝夕を送れることになってみると、単調で苦渋なものだった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
毎夜のように彼の坐る窓辺、その誘惑――病鬱や生活の苦渋が鎮められ、ある距りをおいて眺められるものとなる心の不思議が、ここの高い欅の梢にも感じられるのだった。
— 梶井基次郎 『ある心の風景』 青空文庫
しかしそれは苦渋や不安や恐怖の感情で一ぱいになった一歩だ。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
そして、順序に連絡が欠けている点さえ読む者に苦渋を与える。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
前に人に使われて働いていた時分は、生活の心配を離れて、専心に工夫に没頭したら、さぞ快いだろうという、その憧憬から日々の雑役も忍べていたのだが、その通りに朝夕を送れることになってみると、単調で苦渋なものだった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
わたくしは逸作の腕に支えられながら、弟の医者にちょっと脈を検められ、「生きの身の」と、歌の頭字の五文字を胸に思い泛べただけで急いで帰宅の俥に乗り込んだだけを記して、早くこの苦渋で憂鬱な場面の記述を切上げよう。
— 岡本かの子 『雛妓』 青空文庫
宗右衛門の苦渋の底から微笑が浮んだ。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
すると池上は、人の事でもそういう無邪気で長閑な話を聞くと何だか癪に触ると言って、その理由を苦渋そうに話しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
会社の存続のためとはいえ、仲間を解雇するのは彼にとって苦渋の決断だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
予選敗退を告げられた直後、彼の顔には隠しようのない苦渋の色が浮かんでいた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「長い苦渋の時を経て、ようやく光が見えてきました」と、被災地の男性は語った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
bitterness and astringency
作例 · 標準
「このお茶、少し苦渋が強いけど、後味がさっぱりしていて美味しいね」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
まだ青い柿を誤ってかじってしまい、耐え難い苦渋が口いっぱいに広がった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
上質な赤ワインには、適度な苦渋が含まれていることで味に深みが出る。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview