旧儀
きゅうぎ
名詞
標準
traditional ceremony
文例 · 用例
その状あたかも十七世紀に、英国内乱に際し、旧儀古式を全廃し、セントポール大寺観を市場と化し、その洗礼盆で馬を浴せしめ、愚民|嗷語して、われは神を信ぜず、麦粉と水と塩を信ずと言い、僧に向かいて汝自身の祈祷一俵を磨場に持ち往き磨いて粉にして朝食を済ませよなど罵りしに同じ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
宮寺の旧儀も世間動乱に妨げられて、定例どほり行ふことの方が、珍しいほどであつた。
— 折口信夫 『薪能と呪師走の翁』 青空文庫
即喪葬旧儀を説くに、必まづ語られねばならなかつた宮廷関係の古詞章だつたからである。
— 折口信夫 『和歌の発生と諸芸術との関係』 青空文庫
又、宮廷の如きは、四方の門を等しく重く見るのが旧儀であつて、其が次第に、南面思想に引かれて行つたものらしい所を見ると、宮廷内郭の玄輝門或は、其正北、外廓に当る朔平門に関して考へねばならぬ。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
宮廷に行はれた四種の鎮魂儀礼の中、鎮魂祭は、大倭宮廷の旧儀である。
— ――序説として―― 『唱導文学』 青空文庫
元、此祝詞を唱へる儀式には、大社の神官列席して、官幣と祝詞とを頂いて、其社に還つて、其宮廷祝詞を奏することになつて居たのだが、祭日にも、其社の神官至らず、宮廷においてたゞ、その旧儀が行はれ、神主祝部を呼ぶ形式の語があつたに過ぎぬのである。
— 折口信夫 『日本文学の発生』 青空文庫
世に伝わらぬ旧儀 朝廷の大嘗に天神地祇を御祭りなされるということを、始めて公けに明示したのは、もし私が誤っておらぬならば、職員『令義解』の神祇官の条に、「大嘗謂嘗新穀以祭神祇也、朝者諸神之相嘗祭、夕者供新穀於至尊也」とあるのがそれかと思われる。
— 柳田国男 『海上の道』 青空文庫
作例 · 標準
この地方では、毎年春に古くからの旧儀が執り行われます。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
結婚式では、両家の間で伝統的な旧儀が重んじられました。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
お祭りは、単なるイベントではなく、地域の歴史と結びついた大切な旧儀なんだ。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite
年越しの挨拶は、祖母が教えてくれた旧儀に倣って行っています。
Illusions AI · gemini-2.5-flash-lite