顔を出す
かおをだす
表現動詞-五段-サ行
標準
to turn up
文例 · 用例
高等学校の文芸部か何かで我鬼大将になれた、といふやうなことが彼等の運の始まりで、適度にでしやばりで、適度に野暮ッたいといふ彼等のえてして持つてゐる性質が、偏狭で、自信のない文壇といふ小主観国にどうかしたはずみには顔を出すといふ運びとなるのである。
— 中原中也 『非文学的文士』 青空文庫
この傾斜を上り切って、ひょいと顔を出すと、槍ヶ岳の大身の槍尖が、すいと穂を立てている、そうして白い雪が、涎懸けのように半月形をして、その根元の頸を巻いている。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまゝ立って口笛を吹いてゐました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
低気圧による北西風が丁度この南東風を打消すようになる場合には海陸風だけが幅を利かせて、従って夕凪が顔を出す。
— 寺田寅彦 『夕凪と夕風』 青空文庫
S=茶店内部 夜更けて―― 表戸を開けて七五郎のお袋のお勘婆さんが顔を出す。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
そして私には木村が、たといあの時、故郷に帰らないでも、早晩、どこにか隠れてしまって、都会の人として人中に顔を出す人でないと思われます。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
こちらが顔を出すと、向うも、やはり窓から顔を出す。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまま立って口笛を吹いていました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
「近所なので、ちょっと顔を出します。」
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歓迎会に来れる?「うん、ちょっと顔を出すよ。」
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元校長が学校の運動会にサプライズで顔を出した。
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今日の午後、君のオフィスに顔を出すかもしれません。
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