胡蝶
こちょう
名詞頻度ランク #44267 · 青空 306 例
標準
butterfly
文例 · 用例
『八犬伝』中の竜に関するレクチュアー、『胡蝶物語』の中の酒茶論等と例を挙げるまでもないことである。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
馬琴自身の自嘲の辞と思われる文句が『胡蝶物語』にある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
支那の哲人|荘子は、かつて夢に胡蝶となり、醒めて自ら怪しみ言った。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
夢の胡蝶が自分であるか、今の自分が自分であるかと。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
黒表紙には綾があって、艶があって、真黒な胡蝶の天鵝絨の羽のように美しく……一枚開くと、きらきらと字が光って、細流のように動いて、何がなしに、言いようのない強い薫が芬として、目と口に浸込んで、中に描いた器械の図などは、ずッしり鉄の楯のように洋燈の前に顕れ出でて、絵の硝子が燐と光った。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
胡蝶花 しやが、鳶尾草は同じ類なり。
— 幸田露伴 『花のいろ/\』 青空文庫
華やかな明るい楽の音につれて胡蝶のような人の群が動いている。
— 寺田寅彦 『ある幻想曲の序』 青空文庫
左右の岸は新緑の光に輝き、仰げば梢と梢との間には大空澄みて蒼く高く、林の奥は日の光届きかねたれど、木の間木の間よりもるる光はさまざまの花を染め出だし、涼しき風の枝より枝にわたるごとに青き光と黒き影は幾千万となき珠玉の入り乱れたらんごとく、岸に近き桜よりは幾千の胡蝶一時に梢を放れ、高く飛び、低く舞う。
— 国木田独歩 『わかれ』 青空文庫
作例 · 標準
庭に舞う「胡蝶」の美しさに、思わず足を止めて見入ってしまった。
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子供の頃、蝶々を追いかけて遊んだ野原は、まるで「胡蝶」の楽園だった。
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その絵画は、鮮やかな「胡蝶」の羽根をモチーフに描かれている。
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ウィキペディア曖昧さ回避
胡蝶、蝴蝶(こちょう) 蝶の別名。故事成語に「胡蝶の夢」がある。 蝶の形を図案化した紋所。 胡蝶蘭 - 蘭の一種。 胡蝶 (舞楽) - 蝶をモチーフにした舞楽。 胡蝶 (歌舞伎) - 上記の舞楽をモチーフにした歌舞伎舞踊(長唄)。鏡獅子、連獅子の中で上演。 胡蝶 (能) - 能の演目。三番目物の精天仙物。 浪速神楽の曲目。吾妻とも呼ばれる。 胡蝶 (源氏物語) - 『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。 蝴蝶 (小説) - 山田美妙の小説。 斎藤道三の娘で織田信長の正室である濃姫の本名とされる。帰蝶という名は胡蝶の読み違いであるという説がある。 胡蝶 (女優) - 中華民国期に活躍した映画女優(1907年 - 1989年4月23日)。 胡蝶 (ニュースキャスター) 菊坂胡蝶 - アニメ『大正野球娘。』に登場するキャラクター。 胡蝶しのぶ、胡蝶カナエ - 漫画『鬼滅の刃』に登場するキャラクター。
外部リンク
- 『胡蝶』 — コトバンク
出典: 胡蝶 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0