変徴
へんち
名詞
標準
note a semitone below the fourth degree of the Chinese and Japanese pentatonic scale
文例 · 用例
そして大へんちいさなこどもをつれてちょろちょろとゴーシュの前へ歩いてきました。
— 宮沢賢治 『セロ弾きのゴーシュ』 青空文庫
それは金貨でおかざりがしてあって、むすこには、たいへんちょうほうなものでした。
— DEN FLYVENDE KOFFERT 『ひこうかばん』 青空文庫
「俺だよ、へんちっとも珍しくねえ。
— 泉鏡花 『湯島詣』 青空文庫
思いやりのないだれかれは、お政もすこしへんちきだ、子どものふたりもある女が大声たてて泣くのはあたりまえではないなどという。
— 伊藤左千夫 『告げ人』 青空文庫
……お聟さんなんぞ、あれしまへんちうてるのに。
— 上司小劍 『東光院』 青空文庫
あんたみたいなへんちきちんに惚れはしないよ。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
どうせ惚れるのなら、あんたみたいなへんちきちんで無く、まちつと氣の利いた男に惚れますつて云つたよ。
— 水上滝太郎 『大阪の宿』 青空文庫
親父の自分勝手と息子のへんちくりんな人生観に呆れかへつた使用人の三平は、こりやどうも旦那方のすることは、まるで分らん、といふあたり、この空とぼけた中には作者の勢一杯の人生観が飾りなく投げだされてあるのだらうと思はれた。
— ――「文芸」の作品批評に関聯して―― 『悲願に就て』 青空文庫
作例 · 標準
雅楽の演奏において、変徴の音階が使われることで、独特の哀愁を帯びた響きが生まれる。
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伝統的な邦楽の理論書を読んで、五音音階における変徴の役割やその歴史的変遷について学んだ。
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尺八の師匠は、微妙な息のコントロールで変徴の音を美しく表現する技術を私に丁寧に教えてくれた。
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