廉直
れんちょく
形容動詞名詞
標準
integrity
文例 · 用例
勇猛にして無欲清浄にして器量大、廉直にして隠すところなく、明敏にして能く察し、慈恵にして下を育す、好みて忠諫を容るる等、その善き所なり」と云った。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
それで職務にかけては廉直というのであるから申し分がない。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
一人は律義廉直にして、専ら寺徳をなす。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
彼女のような廉直なひとに、彌次馬的なわいわい騒ぎや、女だということについての物見高さや、俄な尊敬、阿諛がうんざりであったこと、その気分からそういう形に要約された言葉の出たこともわかる。
— 宮本百合子 『寒の梅』 青空文庫
幾分廉直に過ぐる嫌はあつても、先づ情理を兼ねた處置を執つたといへる。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
翌年の三月、とっくから人の口にはのぼって独り「廉直なる」軍右衛門のみが知らなかったものが、薄々気づき出したようだから、二人はいくらかの金をもって逃出してしまった。
— 直木三十五 『相馬の仇討』 青空文庫
何となれば彼等自身の労作と生活の威厳とに由つて、彼等は謙遜なる平和の中に名誉と廉直との情緒に包まれた団欒を形作つて居る家庭を成就した者ですから。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
この男の誰でも知っている廉直さや恐れを知らぬ勇気にかてて加えて、こういう事情があったので、どうしてもこの男を雇いたくなったのです。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
作例 · 標準
彼の廉直な人柄は誰もが認めるものであり、だからこそ重要なポストを任されているのだ。
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賄賂の誘いをきっぱりと断った彼女の廉直な態度は、社内で高く評価された。
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政治家には何よりもまず、国民の代表としての廉直さが求められるはずです。
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