廃退
はいたい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
(moral) decay
文例 · 用例
小さなきたならしい廃退的な酒場が、狭い間口でめじろおしに並び、あやしげなおしろいの女の、いやらしい嬌声があたりにあふれていた。
— 江戸川乱歩 『影男』 青空文庫
京弥は言うまでもないこと、妹菊路のろうばいはいたいたしい位でした。
— 千代田城へ乗り込んだ退屈男 『旗本退屈男 第十一話』 青空文庫
」「不眠症のときの涙はいたい。
— 原民喜 『四五ニズム述懐』 青空文庫
山林を切り開いて作つた煙草畑まで、一町餘りも下の田の中の井戸から、四斗入りのトタンの水槽を背負つて、傾斜七十度の細い畦道を、日に幾度となく往き還りする老父の駒平の姿はいたいたしい。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
これを読むと、岸本はいたいたしい、いらいらとした位置に節子を置いて考えるにも耐えないような気がして来た。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
哀れな子供はいたいけな両手を十字に組んで、頭べを垂れてゐるのであつた……。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 前篇』 青空文庫
ダニーロと妻とは腰掛の上に、老婢は寝棚に眠り、揺籃の中ではいたいけな幼子がすやすやと寝息をたて、床の上にはつはものどもが押しならんでごろ寝をしてゐる。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
人が通れる日向の歩道の上で、茶色ジャケツにゴム長をはいた七つばかりの男の児と絣の筒っぽに、やっぱりゴム長をはいたいがぐり頭の同じ年頃の男の児とが、独楽をまわして遊んでいる。
— 宮本百合子 『乳房』 青空文庫
作例 · 標準
その小説は、貴族社会の廃退と没落を描いている。
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倫理観の廃退が、社会全体に悪い影響を及ぼしていると彼は嘆いた。
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かつて栄華を極めた文化も、時間の経過とともに廃退の一途を辿った。
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標準
decline (in prosperity)
作例 · 標準
戦争によって、かつて繁栄を誇った都市は急速に廃退した。
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経済の廃退は、国民の生活水準に直接的な影響を与えた。
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その地域は主要産業の衰退と共に廃退し、人口も減少の一途を辿っている。
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