渡島
ととう
名詞動詞-サ変
標準
visiting an island
文例 · 用例
元来|伏木直江津間の航路の三分の一は、遙に能登半島の庇護によりて、辛くも内海を形成れども、泊以東は全く洋々たる外海にて、快晴の日は、佐渡島の糢糊たるを見るのみなれば、四面※茫として、荒波山の崩るるごとく、心易かる航行は一年中半日も有難きなり。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
当時の将軍藤原保則、乱を平げて津軽より渡島に至り、雑種の夷人前代未だ嘗て帰附せざるもの、悉く内属すとあり。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
渡島は今の北海道なり。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
そして安政三年七月には渡島、胆振にあって、それには海嘯があった。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
良い思案はないものかと評定していると、関西移民組合から派遣されて来たという佐渡島他吉が、「言うちゃなんやけど、今日まで生命があったのは、こら神さんのお蔭や。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そんな目的でおれたちの血と汗を絞りとっていたのかと、皆んなは転げまわって口惜しがり、工事が済むといきなりおっぽり出されたことへの怒りも砂を噛む想いで、じりじり来たが、とりわけ佐渡島他吉はいきなり血相をかえて、ダバオを発って行き、何思ったのかマニラの入墨屋山本権四郎の所へ飛び込んだ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
この空地は羅宇しかえ屋の屋台の置場であり、夜店だしの荷車も置かれ、なお、病人もいないのに置かれている人力車は、もちろん佐渡島他吉の商売道具である。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
「佐渡島君枝」「…………」 君枝は他所見していた。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
渡島 渡島総合振興局(おしまそうごうしんこうきょく) 渡島支庁(おしましちょう) - 北海道の支庁の一つ。 渡島半島(おしまはんとう) 渡島大島(おしまおおしま) - 火山島 渡島小島(おしまこじま) - 火山島 渡島国(おしまのくに) - 北海道11国の一つ。 渡島(わたりしま) - 古代日本の北方地名。北海道の「おしま」の語源。『扶桑略記』養老2年(718年)8月14日条に「出羽ならび渡嶋の蝦夷八七人がやってきて、馬1000匹を献納したので、位と録を授けた」とあるが、考古学的に北海道南西部から古代の馬の骨は発見されておらず(青森県青森市、上北地方南東部までは発見されている)、詳細はあきらかではない。
出典: 渡島 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0