徒党
ととう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #32349 · 青空 290 例
標準
conspirators
文例 · 用例
軽はずみのことをして、たとい本人だけを引き挙げたところで、ほかの徒党を取り逃がしてしまっては何もならない。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
誰が考えても、落ち着くところは同じことだが、ただ困るのは徒党の奴らだ」と、半七は云った。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
河内の高屋に叛いているものがあるので、それに対して摂州衆、大和衆、それから前に与一に徒党したが降参したので免してやった赤沢宗益の弟|福王寺喜島源左衛門和田源四郎を差向けてある。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
ただもう、命が惜しくて、金が惜しくて、そうして、出世して妻子をよろこばせたくて、そのために徒党を組んで、やたらと仲間ぼめして、所謂一致団結して孤影の者をいじめます。
— 太宰治 『美男子と煙草』 青空文庫
こいつらは徒党を組んで、大きい町人や旗本屋敷をあらし廻って、相当に纏まった仕事をしていたらしいんです。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
しかもこの大先生が、民衆を軽蔑すればするほど、いよいよ彼の偽らざる本性が、公衆の一味徒党であることが解ってくる。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そんなら、徒党も、力という目標を以て発明せられた機関かも知れない。
— 太宰治 『徒党について』 青空文庫
と言っても、それも嘘で、私は私なりに「徒党」の苦しさが予感せられ、むしろ「孤低」を選んだほうが、それだって決して結構なものではないが、むしろそのほうに住んでいたほうが、気楽だと思われるから、敢えて親友交歓を行わないだけのことなのである。
— 太宰治 『徒党について』 青空文庫