法談
ほうだん
名詞
標準
Buddhist sermon
文例 · 用例
以上は予往年大英博物館で読んだ一七一三年ロンドン板ホイストンの『三位一体と化身に関する古文集覧』および一八四五年版コルリーの『ラチマー法談集』より抄し置いたものに、得意の法螺を雑えたので、すべてベイコン卿の言の通り法螺の入らぬ文面は面白からぬ。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
今は国ざかいも平穏で、女真のえびすなどが押し寄せて来るという警報もないのに、一刻を争って立ち退くには及びますまい」 かれらの言うことに道理もあるので、講師はこころならずもひき留められて、かれらと共に供養の式を営み、あわせて法談を試むることになった。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
法談が終って、衆僧がみな午飯を食いはじめると、たちまちに女真の兵がにわかに押し寄せて来たという警報を受取った。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
時には三四人も一緒になつてお桐の側に法談会か何かのやうに長い間仏法の話をすることもあつた。
— 加能作次郎 『厄年』 青空文庫
併し代々学者で法談の上手な和上が来て住職に成り、年に何度か諸国を巡回して、法談で蓄めた布施を持帰つては、其れで生活を立て、御堂や庫裡の普請をも為る。
— 與謝野寛 『蓬生』 青空文庫
所が先住の道珍和上は能登国の人とやらで、二十三で住職に成つたが学問よりも法談が太層|巧く、此の和上の説教の日には聴衆が群集して六条の総会所の縁が落ちるやら怪我人が出来るやら、其れ程に評判であつた。
— 與謝野寛 『蓬生』 青空文庫
それから明治十四年に我輩がこの学科を受持つようになって考えてみると、仏家に「法談」という言葉もあって、「法論」というと、何だか御談義のようにも聞えて、どうも少し抹香臭いように感じ、且つ学名としては「論」の字が気に入らなんだから、これを「法理学」と改めた。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
かうして徳川流の兵法談議がほぼ完成を見た頃に、島原の乱が起つたのである。
— 坂口安吾 『鉄砲』 青空文庫
作例 · 標準
お盆に親戚が集まった際、住職を招いて仏の教えについての法談を拝聴した。
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お茶を飲みながら、祖父と静かな縁側で人生について法談を交わす時間が好きだ。
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高僧の法談は、難解な仏教の教理を日常の出来事に例えて分かりやすく説いてくれる。
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