漫遊
まんゆう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
pleasure trip
文例 · 用例
教授用フィルムに簡単な幻燈でも併用すれば、従来はただ言葉の記載で長たらしくやっている地理学などの教授は、世界漫遊の生きた体験にも似た活気をもって充たされるだろう。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
……」「えゝ、しかし何は御不足でも医学博士、三角康正さんが、この一|行にお加はり下すつて、篤志とまでも恩に着せず、少い徳本の膝栗毛漫遊の趣で、村々で御診察をなすつたのは、御地に取つて、何よりの事と存じます。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
父も母も誰も知らず、諸国漫遊の途次、一昨年の秋、この富山に来て、旅籠町の青柳という旅店に一泊した。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
其頃君は暹羅漫遊中と承つたが、皈國中、或人の媒介で、同郷の松島海軍大佐の妹を妻に娶つて來たのです。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
殊に私は櫻木海軍大佐とは面識の間柄で、數年前の事、私がまだ今回の漫遊に上らぬ以前、ある夏、北海道旅行を企てた時、横濱から凾館へ赴く船で面會した時も、談話爰に及んだ時、彼はふと衣袋の底を探つて、昨夜旅亭の徒然に作つたのだと言つて、一|篇の不思議な新體詩を示された。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
私は夕食後例のやうに食堂上部の美麗なる談話室に出でゝ、春枝夫人に面會し、日出雄少年には甲比丹クツクの冐瞼旅行譚や、加藤清正の武勇傳や、また私がこれ迄の漫遊中の失策談などを語つて聽かせて、相變らず夜を更かしたので、夫人と少年をば其船室に送り込み、明朝を約して其處を去つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
先づ、私が世界漫遊の目的で、横濱の港を出港した事から、はじめ米國に渡り、それより歐羅巴諸國を遍歴した次第。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
南谿の東遊記西遊記は江戸時代の名著の一つに数へられてゐるやうであるが、その凡例にも、「予が漫遊もと医学の為なれば医事にかかれることは雑談といへども別に記録して同志の人にも示す。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
作例 · 標準
定年退職後は、妻と一緒に世界中を漫遊して回るのが長年の夢だった。
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諸国を漫遊しながら、各地の伝説や民話を収集する旅を続けている。
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若い頃にヨーロッパを漫遊した時の思い出話に、一晩中花を咲かせた。
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