別事
べつじ
名詞
標準
another affair
文例 · 用例
かつは親御様の前、別して御尊父に忍んで遊ばす姫御前の御身に対し、別事あってならぬと存じ、御遠慮を申すによって、わざと夜陰を選んで参りますものを、何としてこの暗いに。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
合資株式合名又ハ自己ノ財産ニ非ル借入金ヲ以テ生産ヲ營ム後者ノ制限ハ財産ノ制限タル前者ト全ク別事ナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
而シテ賠償ヲ別途ニ命ジテ同居ヲ父ニ強ヒザル所以ハ、遺棄シタル事情ガ背徳ニセヨ又ハ積極的活動ノ爲ニセヨ干渉スベカラザル別事ナレバナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
此ノ國防上朝鮮ヲ獨立セシメズト云フコトハ、英人ガ印度ヲ獨立セシメズ又亞佛利加植民地ヲ獨立セシメズト云フコトトハ全ク別事ナリ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
しかるに阿片に酔わされた女が、踏み蹴られても支那人の宅を脱せぬごとく、朋輩が片端から啖わるるを見、呻き声を聴きながら、悠々と壺中に游ぎて壺外に跳び出ぬは、魅力が恐怖と別事たるを証する。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
僕は氏の日本談に横槍を入れるどころでなかつた、流石に意見を異にする点もないではなかつたが、それを言はうと口をむくつかせてゐる中に、話が狂奔して別事に移るから、此方も喘ぎ/\走つて其の尻に附く、なか/\口を開く暇がなかつたが、其の中にフト例の異人馬鹿の話になつた。
— 二葉亭四迷 『露都雑記』 青空文庫
――別事なし、つゝましくおだやかな元日であつた(それが私にはふさはしい)。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
帰来無別事雑草茫々浮塵寂々中国のよろしさありがたい人情 六月五日 曇。
— 昭和十三年 『旅日記』 青空文庫
作例 · 標準
今は目の前のプロジェクトに集中して、別事には関わらないようにしよう。
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会議中に別事を考えていて、社長の質問に答えられなかった。
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彼は仕事中によく別事をしていて、上司から注意されている。
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