事件
じけん
名詞頻度ランク #449 · 青空 19277 例
標準
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文例 · 用例
例へば日々報道される様々な事件が、昔人間の数の少なかつた時よりも、人の感動を鈍らせ易いものだといふことが云へるとしても、而も芸術とはさういふ事情の問題ではなくして、さういふ事情の中にあつても猶感動する人がゐたら、その人が感動した感動に基因して表現するに到る所のものである。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
それといふのが、これが都より田舎へ出すのであれば、何音楽会に行きました、何展覧会に行きました等々の、謂はば事件があるわけですが、こちらでは、何を豊富に感じてゐるとも、それが事件の形を採りませんので、書くことがまるでないやうな有様にもなるのだと、今更思ひ知る次第です。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
新聞も読まず、これといつての読書もせず、秋風のやうな気持になつてゐる此の頃であつてみれば、その、女の葉書といふは一大事件であつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
それでよいです』と、そして何か困難な事件が起ったならば、法学士の梅氏に相談しろと言った。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
何かしら、これは大變な事件だと思つた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
それにもかかわらずそれを見る人の心は遠い昔に起こったある何かしらかなり深刻な事件のかすかな反響のようなものを感ずる。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
ただこのごろの新聞紙上をにぎわすようないろいろの不祥な社会的現象は、それが大本教事件でも宝塚事件でも、すべてが直接これらの事件とはなんの関係もない南海の村落でこの「ナンモンデー」の廃止された事とどこかで連関していて、むしろそれの当然の帰結であるような気がする。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
夭死と云う事が、何だか一種の美しい事のような心持がしたし、またその時考えていた死と云うものは、有が無になるような大事件ではなく、ただ花が散ってその代りに若葉の出るようなほんのちょっとした変り目で、人が死んでも心はそこらの野の花になって咲いているような事を考えていた。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
作例 · 標準
平穏な田舎町で起きた不可解な事件は、瞬く間に全国的なニュースとなった。
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「昨日、学校でちょっとした事件があってね」と、娘が楽しそうに話し始めた。
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警察は今回の事件を強盗殺人として断定し、全力で捜査を進めている。
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ウィキペディア
事件(じけん)とは、事柄、事項(日本の広辞苑では1番目に挙げている)。 (行政用語・法令用語)事柄・案件のこと。官公庁におけるある種の個別の手続を「事件」と呼び事件番号を付すなどして管理されることがある。住民票の請求、情報公開請求、許可申請、戸籍訂正申立て、損害賠償請求、犯罪捜査など、いずれも事件である。裁判実務上は、訴訟事件の略としても使用される。 → #行政用語・法令用語を参照。 (意外な)できごと、もめごと。争い・犯罪・騒ぎ・事故など、人々の関心をひく出来事。これについては、岩波国語辞典は「人々の話題になるようなものを指すことが多い」との解説文を付している。。 → #もめごとを参照。
出典: 事件 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0