軋み
きしみ
名詞
標準
creak
文例 · 用例
何處かで窓硝子が軋みながら落ちる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
葉はすっかり落ち尽して、地に厚く積み、それに霜の降りたのが程よく溶けて湿気を加えているので、踏んで行くわたくしの靴は踝ほども軟かく地に軋み込みます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
伊達巻が軋み込んで胴の上下にはじけ出る肉のふくよかさが、いくら汚くつくっても身の若さを証拠立てはしないかと心配です。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
少女たち、黄菊には聖駕の軋みもこもる。
— 北原白秋 『第二海豹と雲』 青空文庫
私はまた梅の木に鳴く鶯よりも脳病院の※に鳴く鶯に泣き、定斎の軋みに驚く鶯に連れて驚く。
— 北原白秋 『桐の花』 青空文庫
自動車は、五分間ばかり止っていたと思うと、すぐエンジンの音を立てて、軋み出る気配がして、やがて時々鳴らすサイレンが、だんだん遠くなって行った。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
そのかすかなタイヤの軋みを多鶴子ははっと不気味にききながら、「方角がちがってよ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
馬車はぎしぎしと鳴り軋みながら、落ち葉の波の上をぼこぼこと沈んでは転がり、浮かんでは転がっていった。
— 佐左木俊郎 『恐怖城』 青空文庫
作例 · 標準
古い木の階段を上るたびに、足元からミシミシと嫌な軋みが聞こえてくる。
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長年連れ添った夫婦の間に、些細な価値観のズレから静かな軋みが生じ始めた。
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「このベッド、動くたびに軋みがひどくて眠れないわ」「明日、ネジを締め直しておくよ。」
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組織が巨大化するにつれて、各部署の連携に軋みが目立つようになってきた。
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標準
discord
作例 · 標準
急激な円安が進む中で、輸出入を巡る国際経済のバランスに深刻な軋みが生じている。
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「あそこの派閥争い、相当ひどいらしいよ」「ああ、党内の軋みはもう隠しようがないね。」
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伝統的な生活様式と近代化の波がぶつかり合い、村のコミュニティに軋みが生まれている。
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無理な増産計画のせいで、現場の労働環境には限界に近い軋みが生じていた。
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