調和
ちょうわ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞名詞-の形容詞頻度ランク #5517 · 青空 2475 例
標準
harmony
文例 · 用例
多くの場合に、外国人に好評される日本の者は、真の純粋の日本ではなく、彼等のフジヤマやゲイシヤガールの概念性に、矛盾なく調和して入り得る程度の、テンプラフライ式の似而非日本である。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
何故といつて、あの温泉は、田舎の百姓が湯の隅で念仏を称へたり、不潔な女をひやかしたりするやうな、全然田舎風の空気をもつた浴場であつて、周囲の新鮮な自然と全く不調和であるからである。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
普通の田舎町らしい――漁師町らしい――気分と、温泉町らしい特異の気分とが不調和に混同して、妙に落付きの悪い安価の印象をあたへる。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
(言ふ迄もなく、それは調和ある反映である。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
不調和な都会風は、却つて折角の自然美を俗悪にする。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
其れに比べて見ると、そこらに立つて居る婦人の衣服の人工的色彩は、なんとなくこせ/\した不調和な繼ぎ合せものゝやうに見えた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
処々どっしりした旧独逸の高級品屋が在り、柵を引しめる棒柱のように見えるので、下品には決して墜さないで、あとは軒並みの戦後独逸の安物屋、街のかみさんや、あんちゃん、ねえちゃんといった処へ、時々素晴らしい毛皮の令嬢奥様も交った調和が、かえって淋しく品の好い高級品屋の店頭より綺麗なのです。
— 岡本かの子 『伯林の降誕祭』 青空文庫
ひとつまみの塩を入れてたちまち味の調和がとれるではありませんか。
— 岡本かの子 『慈悲』 青空文庫
作例 · 標準
自然と人間が調和した社会を目指すべきだ。
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色彩の調和が取れている絵画は、見る人に安らぎを与える。
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チームメンバー間の意見の調和は、プロジェクト成功の鍵となる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
調和(ちょうわ):
数学用語
- 英: harmonicの訳語。語源の通り、最初は音楽の倍音に由来する概念だった(調和級数・調和平均など)。
- 調和関数 — 「ラプラス方程式を満足する二回連続的微分可能な関数」のこと。この定義を満たすことを調和であると表現する。
- 調和振動 — 単振動のこと。調和振動を行う系は調和振動子と呼ぶ。
- 調和解析 — 本来は調和振動そのもの、またはより複雑な振動を調和振動の重ね合わせとして扱う(フーリエ級数)分野だったが、現在ではより一般化されている
法学用語
- 英: Harmonisationの訳語。
- 平準化 (欧州連合) — 欧州連合 (EU) の法令に則してEU加盟各国内の法律の足並みを揃える立法措置。「平準化」、「調和」、「ハーモナイゼーション」の訳語が充てられる。
その他
出典: 調和 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0