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人品

じんぴん
名詞
1
標準
personal appearance
文例 · 用例
もともとこのお爺さんの人品骨柄は、いやしく無い。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
これは余談であるが、一、二年前のある日の午後煙草を吹かしながら銀座を歩いていたら、無帽の着流し但し人品|賤しからぬ五十恰好の男が向うから来てにこにこしながら何か話しかけた。
寺田寅彦 喫煙四十年 青空文庫
冷泉為清卿の息女で、左衛門局だとか名乗って、白の小袖に緋の袴をはいて、下げ髪にむらさき縮緬の鉢巻のようなものをして、ひどく物々しく構えているが、前にもいう通り、容貌は好し、人品はいいので、なかなか神々しくみえるということだ。
女行者 半七捕物帳 青空文庫
ことにこの盲人はそのむさくるしい姿に反映してどことなく人品の高いところがあるので、なおさら自分の心を動かした、恐らく聴いている他の人々も同感であったろうと思う。
国木田独歩 女難 青空文庫
二三軒隣では、人品骨柄、天晴、黒縮緬の羽織でも着せたいのが、悲愴なる声を揚げて、殆ど歎願に及ぶ。
泉鏡花 露肆 青空文庫
その両方の間の、もの蔭に小隠れて、意気|人品な黒|縮緬、三ツ紋の羽織を撫肩に、縞大島の二枚小袖、襲ねて着てもすらりとした、痩せぎすで脊の高い。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
その晩の挙動なり、……あの余り……貴方の前じゃけれどもが、風采の上らん、痩せた、薄髯のある、背の屈んだ、こう、突くとひょろひょろっとしそうな、人に口を利くにおどおどする、初心らしい、易っぽい、容子と云うのがじゃね、 人品備わらんですじゃろうが、どうですかね、……きゃッ、きゃッ、きゃッ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
人品が好くって、痩っこけて、心配のありそうな、身分のある人が落魄たらしい、こういう顔色の男には、得て奇妙な履歴があるものです。
泉鏡花 活人形 青空文庫
作例 · 標準
その人物は、優雅な人品と落ち着いた物腰で、人々を惹きつけた。第一印象は、その人の人品や雰囲気によって大きく左右される。「彼の醸し出す人品は、まるで古風な紳士のようだ。」
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