性急
せいきゅう
形容動詞名詞頻度ランク #29001 · 青空 521 例
標準
hasty
文例 · 用例
又、彼等は一様に、何かに性急に追いまくられてるように感じた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
小説といふものはだらだらして、くだらないことを細々と書き立てるので、讀むからに退屈であり、僕のやうな結論を急ぐ性急者には、てんでのつけから讀む氣がしない文學である。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
關東人である僕の性急と、東北人たる福士君の大陸的悠長とは、殆んど耐へがたきコントラストだ。
— 萩原朔太郎 『歳末に近き或る冬の日の日記』 青空文庫
あんまり性急だなあ。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
誰かが性急な手つきでぶきつちよに開いた本の中から、薔薇の花瓣がひらひらと落ちて、それが足で踏みにじられてしまふやうなことは屡※であつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
で、性急な批評家の或る者は氏の芸術の硬化や、行き詰まりを云為してゐる。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
この自画像No.1は恐ろしくしわだらけのしかみ面で上目に正面をにらみつけていて、いかにも性急なかんしゃく持ちの人間らしく見えるが、考えてみると自分にもそういう資質がないとは言われない。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
「おやまあ可いお色ですこと」と母は今自分を睨みつけていた眼に媚を浮べて「何処で」「ハッハッ……それは軍事上の秘密に属します」と軍曹酒気を吐いて「お茶を一ぱい頂戴」「今入れているじゃありませんか、性急ない児だ」と母は湯呑に充満注いでやって自分の居ることは、最早忘れたかのよう。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
作例 · 標準
そんなに性急に答えを出さなくても、じっくり一晩考えてみたらどうだい。
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彼の性急な判断が仇となり、結局プロジェクトは最初からやり直しになった。
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周囲の反対を押し切って性急に結婚を決めたが、後悔していないのだろうか。
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