乾坤一擲
けんこんいってき
名詞
標準
stake all (on something)
文例 · 用例
主人公の老富豪が取引所の柱の陰に立って乾坤一擲の大賭博を進行させている最中に、従僕相手に五十銭玉一つのかけをするくだりがある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫
乾坤一擲という言葉はこんな場合に使ってはいけないだろうが、自分にはそういう言葉が適切に思い出される。
— 寺田寅彦 『LIBER STUDIORUM』 青空文庫
乾坤一擲の意気でありました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
それも、つまらぬ小細工ばかり弄して、男らしい乾坤一擲の大陰謀などは、まるで出来ない。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
そこで横浜警察署でも、いわば乾坤一擲の大勝負をするつもりで取りかかったんだ。
— 小酒井不木 『深夜の電話』 青空文庫
言をかえていえば、それ等社会学、経済学的原則が実行に移されようとする時、乾坤一擲、新たな生命を以て、しんからうまれ変らなければならない根性が、人間の、人生に向かう態度のうちにあるのではないだろうか。
— 宮本百合子 『男…は疲れている』 青空文庫
しかし、法水が心中何事を企図しているのか知る由はないといっても、その眉宇の間に泛んでいる毅然たる決意を見ただけで、まさに彼が、乾坤一擲の大賭博を打たんとしていることは明らかだった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
俺はあの時、乾坤一擲の大賭博を打ったのだよ。
— 小栗虫太郎 『地虫』 青空文庫
作例 · 標準
彼は最後のチャンスに、乾坤一擲の賭けに出た。
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このプロジェクトの成功は、チームにとって乾坤一擲の大勝負だ。
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彼女は乾坤一擲の覚悟で、会社を辞めて起業した。
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