些少
さしょう
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
trifling
文例 · 用例
しかし、なおこの上に舞踊のうちにあらわれている「いき」の芸術形式を考察することは、おそらく「いき」の自然形式の考察を繰返すことに終るか、またはそれに些少の変更を加えるに止まるであろう。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
故に各種原因の重要の度を比較して、影響の些少なるものを度外視し、いわゆる「近似」を求むるを常とす。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
百年前の取扱いも些少ながらその印象を止めているはずである。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
T「非人に迄、身を落し さだめて辛いであろう」 とハラハラと落涙して、T「其の方の至孝 天に通ぜぬ 道理が無い」 と乞食の手を掴んで、T「仇討本懐の日を 祈り申すぞ」 と老臣に金子を包ませて、 それを乞食に与え、T「些少乍ら 余の志じゃ」 乞食はまるで、鳩が豆鉄砲を喰った形。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
」 お柳はいいかけて涙ぐんだようだったが、しばらくすると、「さあ、これでもお敷きなさい、些少はたしになりますよ。
— 泉鏡花 『木精(三尺角拾遺)』 青空文庫
「いや/\、それはそれ、これはこれ、たゞ些少の志ですから。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
大金といったって、十円の蝦蟇口から一円出すのはその人に取って大金だが、千万円の弗箱から一万円出したって五万円出したって、比例をして見ればその人に取って実は大金ではない、些少の喜悦税、高慢税というべきものだ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
紹介者に連れて行って貰って、些少の束修――金員でも品物でもを献納して、そして叩頭して御願い申せば、直ちに其の日から生徒になれた訳で、例の世話焼をして呉れる先輩が宿所姓名を登門簿へ記入する、それで入学は済んだ訳なのです。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
作例 · 標準
些少ではございますが、お祝いの品をお贈りします。
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私の些少な知識では、この問題の解決には及びません。
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些少ですが、皆様への感謝の気持ちです。お受け取りください。
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