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多量

たりょう
名詞名詞-の形容詞形容動詞頻度ランク #14098 · 青空 970
1
標準
large quantity
文例 · 用例
寧ろ斯かる場合には、直観が稀薄になるについては一定の時間内に吾人が熟視し得ざる程多量の物をみせられたからでもあらうことに思ひを到して、個人が個人外との関係から意識上では解放される、即ち肚据えて十分に出来ることだけをするやうに心懸けるに如くまい。
中原中也 近頃芸術の不振を論ず 青空文庫
それに氏には「余が俳句観」と題するエツセイもある程なので、さだめし作品が多量にあることだと思ひ、いつかまとめて読んだ上、俳人芥川龍之介論を書かうと楽しみにしてゐた。
俳人としての芥川龍之介と室生犀星 小説家の俳句 青空文庫
一体に食う方にかけては贅沢で、金のある時には洋食だ鰻だとむやみに多量に取寄せて独りで食ってしまうが、身なりはいつでも見窶らしい風をして、床屋へ行くのは極めて稀である。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
山岳に登ったことのない人は、山の頂点に行けば行くほど、寒いから雪が多量に積むものと考えているらしいが、事実はそうでない。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
日本北アルプスなる飛騨山脈を観ると、ここは冬は西風が強くて、東の方へ吹きなぐるため、夏日の残雪も、東の方に多量に堆積している。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
それのみならず、日光の融解力を考えると、朝の日は東の方面に当るが、その光線の力が微細であるに反し、昼は北や南に、午後は主として西が強い光線を受ける、即ち東は融解の力を受けることが弱いから、雪が多量に留置されるのだ。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
一冬で、巨大な穴、数万キロの発電所の掘鑿をやるのには、ダイナマイトも坑夫も多量に「消費」されねばならなかった。
葉山嘉樹 坑夫の子 青空文庫
字を書くことの上手な人はこういう機会に存分に筆を揮って、自分の筆端からほとばしり出る曲折自在な線の美に陶酔する事もあろうが、彼のごとき生来の悪筆ではそれだけの代償はないから、全然お勤めの機械的労働であると思われる上に、自分の悪筆に対する嫌忌の情を多量に買い込まされるのである。
寺田寅彦 年賀状 青空文庫
作例 · 標準
工場から多量の有害物質が川に流れ出し、周辺の生態系に深刻な被害を与えた。
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夏場は熱中症を防ぐために、喉が渇く前に多量の水分を補給することが推奨される。
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倉庫の奥には、長年にわたって蓄積された多量の古い資料が積み上げられていた。
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