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欺罔

きもう異読 きぼう・ぎもう
名詞動詞-サ変
1
標準
deception
文例 · 用例
又の鼻は忌むべき飮食物を嗅がば、の舌を欺罔する勿れ。
幸田露伴 努力論 青空文庫
目見青きドミニカびとは陀羅尼誦し夢にも語る、禁制の宗門神を、あるはまた、血に染む聖磔、芥子粒を林檎のごとく見すといふ欺罔の器、波羅葦僧の空をも覗く伸び縮む奇なる眼鏡を。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
「芥子粒を林檎のごとく見すという欺罔の器」と「波羅葦僧の空をも覗く、伸び縮む奇なる眼鏡」とを持った奇怪な妖術師である。
中島敦 鏡花氏の文章 青空文庫
あまたの人を斬りて罪業を重ね、恐ろしき欺罔の魔道に迷ひ入り、殺生に増る邪道に陥り行くうち、人の怨みの恐ろしさを思ひ知りて、われと、わが身を亡ぼしをはんぬ。
夢野久作 白くれない 青空文庫
(ロ)村民中買収の手先きとなりて官より報酬を受け居る悪徒ハ一人にても多く誘拐して移住せしむれバ自己の利益となるが故に、阿諛佞弁を以て良民を欺罔し之を誘拐して窮地に陥ることを勉めつゝあり。
田中正造 非常歎願書 青空文庫
A しかしそれでは好んで欺罔に生きているようなものじゃないか。
芥川龍之介 青年と死 青空文庫
君だって欺罔を破るためにこう云う生活をしているのだろう。
芥川龍之介 青年と死 青空文庫
お前はすべての欺罔を破ろうとして快楽を求めながら、お前の求めた快楽その物がやはり欺罔にすぎないのを知らなかった。
芥川龍之介 青年と死 青空文庫
作例 · 標準
被告人は巧妙な欺罔の手段を用いて、高齢者から老後の蓄えを騙し取った疑いがある。
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詐欺罪が成立するためには、犯人による欺罔行為と被害者の錯誤との間に因果関係が必要だ。
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虚偽の投資話を並べ立てて相手を欺罔し、多額の現金を交付させる手口が横行している。
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