買い占める
かいしめる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to buy up
文例 · 用例
増刷の本が出ると、またお前が買い占める。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
ところがどうだろう凄いような美人が、俺等の邪魔でもするように、先廻りをして買い占めるじゃァねえかそうだよ染吉の朱盆をな、こいつ怪しいと思ったので俺等ドンドン後をつけてみた。
— 国枝史郎 『染吉の朱盆』 青空文庫
だが口でこそ二千俵ですが、いざ買い占めるとなるとなかなか大したもんですからな。
— 夏目漱石 『永日小品』 青空文庫
以前は脳ミソやシッポは牛肉屋がタダでくれたそうだが、高級フランス料理店が買い占めるようになって手にはいらなくなったと林達夫先生がこぼしていたものだ。
— 道頓堀罷り通る 『安吾の新日本地理』 青空文庫
すなわちそれをふりまいて、人間の徳義心を買い占める、すなわちその人の魂を堕落させる道具とするのです。
— 夏目漱石 『私の個人主義』 青空文庫
御一しょに機嫌を取って、虚偽の富を手に入れさせた時は、10245あの人は世界中を買い占めることが出来ましたっけ。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
永遠の魂の所有者たる諸子は、不可解、不合理なる教義の盲目的信仰と、ただ一片の懺悔の言葉とによりて、単調無味なる天国とやらの権利を買い占めるのであろうか?
— SPIRIT TEACHINGS 『霊訓』 青空文庫
ヨハンたら、たった一クローネで、市中の物を買い占めるんだって!
— 宮本百合子 『猿』 青空文庫