幻辞.com

手放す

てばなす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #20924 · 青空 492
1
標準
to let go of
文例 · 用例
慌てるやうに蠅打を手放すと、「彼奴は……」と再び両手で額を支へて考へ込んだ。
中原中也 医者と赤ン坊 青空文庫
ところが世間に得てあるところの例で、品物を売る前には金が貴く思えて品物を手放すが、品物を手放してしまうとその物のないのが淋しくなり、それに未練が出て取返したくなるものである。
幸田露伴 骨董 青空文庫
そうして帰途は必ず、何くそ、と反骨をさすり、葛西善蔵の事が、どういうわけだか、きっと思い出され、断乎としてこの着物を手放すまいと固執の念を深めるのである。
太宰治 服装に就いて 青空文庫
土地からの利益が上らなくなつたり、持て余して手放したり、それも単に手放すといふなら兎も角、美名に隠れて利益を得る開放の仕方などは不可ませんね。
有島武郎 私有農場から共産農団へ 青空文庫
姉さんも、手放すのは可哀相や言って下さいましたけれど、……周囲の人が承知しませず、……この桑名の島屋とは、行かいはせぬ遠い中でも、姉さんの縁続きでござんすから、預けるつもりで寄越されましたの。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
すつかり整理したあとに残つたのは、学生さんに聴かせるためにと毎月費用を惜しまず購入して来たままに溜つてゐた莫大な数の名曲レコードで、これだけは手放すのが惜しいと、大阪へ引越す時に持つて来たのが、とどのつまり今の名曲堂をはじめる動機になつたのだといふ。
織田作之助 木の都 青空文庫
その以来、邦原君の細君はなんだか気味が悪いというので、その兜を自宅に置くことを嫌っているが、さりとてむざむざ手放すにも忍びないので、邦原君は今もそのままに保存している。
岡本綺堂 青空文庫
今まで住んでいたのは本多なにがしという昔の旗本で、江戸以来ここに屋敷を構えていたのだが、維新以来いろいろの事業に失敗して、先祖以来の屋敷をとうとう手放すことになって、自分たちは沼津の方へ引っ込んでしまった。
岡本綺堂 月の夜がたり 青空文庫
作例 · 標準
握っていた手をゆっくりと手放す
幻辭AI · gemini-2.5-flash
もうそろそろその幻想を手放すべきだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は彼女の手を強く握り、決して手放そうとしなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
2
標準
to part with (e.g. a possession)
作例 · 標準
祖父が大切にしていた時計を手放すことになった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
思い出の詰まった家を手放すのは辛い決断だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は長年愛用したギターを手放したくないと言った。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
3
標準
to send away (e.g. one's child)
作例 · 標準
成長した子供を海外へ手放すのは寂しいものだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
親はいつか子供を手放さなければならない時が来る。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は親元を離れ、自立するために故郷を手放した
幻辭AI · gemini-2.5-flash
4
標準
to temporarily stop working
作例 · 標準
仕事の途中でペンを手放し、一息ついた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
集中力が切れて、思わず作業を手放してしまった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
疲れたので、一度全てを手放して休憩することにした。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
手放す(てばなす) — 幻辞.com