おおい
おおい異読 おーい・オーイ・オオイ
感動詞頻度ランク #20827 · 青空 492 例
標準
hey!
文例 · 用例
たとえば地球が全部大洋かあるいは陸地におおわれていたらこういう原因から起こる一日じゅうの弛張が純粋に現われるかもしれないが、日本の沿岸のような所では地方的な海陸風に相当するものが、各季節を通じてあまりに著しく発達して、上のような地球に関するものがほとんど全くおおい隠されているように見える。
— 寺田寅彦 『海陸風と夕なぎ』 青空文庫
「おおい、鴇、 おいらはひとりなんだから、 おまえはおいらと遊んでおくれ。
— 宮沢賢治 『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』 青空文庫
「おおい、いよいよ急がなきゃならないよ。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
たとえば池のみぎわから水面におおいかぶさるように茂った見知らぬ木のあることは知っていたが、それに去年は見なかった珍しい十字形の白い花が咲いている。
— 寺田寅彦 『あひると猿』 青空文庫
また衣服その他で頭をおおい、また腹部を保護するという事は、つまり電気の半導体で馬の身体の一部を被覆して、放電による電流が直接にその局部の肉体に流れるのを防ぐという意味に解釈されて来るのである。
— 寺田寅彦 『怪異考』 青空文庫
同じ原因は同じ結果を生ずるという命題は、「同じ」という概念の上におおいかかった黒雲のために焦点をはずれた写真のように漠然たる言詞となって来た。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
それでともかくもみんな退院の荷車に載せて持ち帰るつもりでいたが、あいにくその日雨が降りだした、そして荷車には雨おおいがないというので人力車で荷物を運ぶ事になった。
— 寺田寅彦 『病室の花』 青空文庫
十四 「黒鯨亭」 エミール・ヤニングス主演のこの映画は、はじめからおしまいまで、この主役者の濃厚な個性でおおい尽くされた地色の上に適当な色合いを見計らった脇役の模様を置いた壁掛けのようなものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫