感動詞
かんどうし
名詞
標準
interjection
文例 · 用例
ハーは心の眞底から出る感動詞、ヱーは善いの義、あら嬉しや、うましをとこに遇ひぬなど長く言ず、夜の九時に及んだ駒鳥の如く、ただ一聲して輒ち已だは、勇婦の最期ぞ潔よき。
— 南方熊楠 『蓮の花開く音を聽く事』 青空文庫
恋愛や、悲喜の激情は、感動詞を構成する事はあつても、文章の定型を形づくる事はない。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
敬語観の基礎それは唯、恰も昔の感動詞か、置き字・挿入語と言つた風にしか受けとれない。
— 折口信夫 『「さうや さかいに」』 青空文庫
独立した感動詞・副詞の様な形をとつてゐる。
— ――語尾「し」の発生―― 『形容詞の論』 青空文庫
さかいと言ふ言葉は、先生も仰つた様に、なんぢやさかいと言ふ風に、ぢやとかだとかがさの音に変つたか、或は一寸間を入れて、なにと言ふ風において、それにさと言ふ感動詞、と言つてはをかしいが、囃し言葉の様なものを入れた、と言ふ風な形で出来たか、と言ふ様に書かれてをりました。
— 折口信夫 『国語と民俗学』 青空文庫
濱町の貧しい父親の許に、暇乞に來たお富は、近所の人達に包圍されて、暫くは、祝ひの言葉と、羨望の感動詞と、あらゆる目出度いものの渦の中にもみ拔かれました。
— 巾着切の娘 『錢形平次捕物控』 青空文庫
浜町の貧しい父親の許に、暇乞いに来たお富は、近所の人達に包囲されて、しばらくは、祝いの言葉と、羨望の感動詞と、あらゆる目出たいものの渦の中にもみ抜かれました。
— 巾着切りの娘 『銭形平次捕物控』 青空文庫
ところでお遊さんのこえのよいことは前にも申しましたようにわたくし自身も聞いたことがござりましてよく存じておりますのでその人柄を知ってそのこえをおもうと今更のように奥床しさをおぼえるのでござりますが父はそのときにはじめてお遊さんの琴唄をきいて非常にかんどうしたのでござります。
— 谷崎潤一郎 『蘆刈』 青空文庫
作例 · 標準
「ああ、なんて美しい夕焼けだろう!」と彼は感嘆した。
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「ええと、次に何をすればいいんだっけ?」と彼女は考え込んだ。
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「おい、待てよ!忘れ物だぞ。」と友人が呼び止めた。
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「わあ、すごい!」子供たちは花火に目を輝かせた。
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