ねえ
ねえ
感動詞
標準
文例 · 用例
「大丈夫ねえお父さん」 十二のが二人の詞を打消す様にそういった。
— 伊藤左千夫 『大雨の前日』 青空文庫
正月の何日頃であったか、表の呉縁に朝日が暖くさしてる所で、自分が一人遊んで居ると、姉が雑巾がけに来て「坊やはねえやが居なくても姉さんが可愛がってあげるからね」と云ったら「ねえやなんか居なくたってえいや」と云ってたけれど、目には涙を溜めてたそうである。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
「ねえやは、ようツたアなア、ようツたアなア。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
ねえやはいままでどいってた……」 と繰返し云って、袖にすがられた時に、無口なお松は自分を抱きしめて、暫くは顔を上げ得なかったそうである。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
母はそれから幾度か、ねえやの処へ一度つれてゆくつれてゆくと云った。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
「良くまア坊さんきてくれたねえ」と云って母子して自分達を迎えた。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
お松は「今夜坊さんはねえやの処へ泊ってください」と頻りに云ってる。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
「ねえやのとこへ泊れる」 自分がそういうと「さア極った」と云ってお松は喜んだ。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫