鹹味
かんみ
名詞
標準
saltiness
文例 · 用例
それほど船乗りの舌は鹹味に強くなっている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
一体|苦み走りて眼尻にたるみ無く、一の字口の少し大なるもきっと締りたるにかえって男らしく、娘にはいかがなれど浮世の鹹味を嘗めて来た女には好かるべきところある肌合なリ。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
たゞ驚くべき鹹味が感ぜらるるのみで、ツイ先日まで味はつてゐた風味はなか/\に出て來ないのである。
— 草鞋の話旅の話 『樹木とその葉』 青空文庫
物思わし気に側へ進みたるお登和嬢が「モシ兄さん」○支那にては五味を配合する中にも春は酸味を主として夏は苦味を交え、秋は辛味を加え、冬は鹹味を多くす。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
○味噌は上等の鹹味噌にて蛋白質壱割五分四厘、脂肪五分九厘四毛、含水炭素壱割一分三厘、繊維四分七厘二毛、鉱物質壱割四分、余は水分なり。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
甘味噌よりも鹹味噌の古きもの善し。
— 春の巻 『食道楽』 青空文庫
・雪もよひのみかんみんなもがれた・風に最後のマツチをすらうとする 十二月廿五日けさは蕎麦汁二杯だけ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
二インチぐらいの、橋のらんかんみたいな形のものである。
— 永井隆 『ロザリオの鎖』 青空文庫
作例 · 標準
このスープ、出汁の旨味はしっかりと感じられるけれど、個人的にはもう少し鹹味が欲しいかな。
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隠し味にほんの少量の塩を加えることで、全体の鹹味が引き立ち、素材の甘さがより際立ちます。
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「このお漬物、ちょっと鹹味が強すぎて喉が渇くね。ご飯のお供にはいいかもしれないけど。」
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