用布
ようふ
名詞
標準
cloth (for making clothes)
文例 · 用例
言い合せたように現実には用布もなければそれを着こなす肉体も場面もないような外国のモードをのせている。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
――おいおい、早く村じゅうへ戸じまりをよくして、一つでも、ものを盜まれないように用心するようふれてまわんなさい。
— 林芙美子 『龜さん』 青空文庫
彼は二日酔の眼と頭をもって、蚕の糸を吐くようにそれからそれへと出てくるこの記念の画を飽かず見つめていたが、しまいには眼先に漂ようふわふわした夢の蒼蠅さに堪えなくなった。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
-------------------------------------------------------一人、二人、ようふくさん が はいるようふく きてるからようふくさん。
— 村山籌子 『一人 二人』 青空文庫
ふしようふしようの投げ詞。
— 清水紫琴 『したゆく水』 青空文庫
それは、ようふくとにんぎょうのかおとぼうしだけで、中みのにんげんは、どこかへきえてしまっていたのです。
— 江戸川乱歩 『かいじん二十めんそう』 青空文庫
すると、かべのそばにある、大きなようふくだんすの中で、コツコツと、みょうな音がしているではありませんか。
— 江戸川乱歩 『ふしぎな人』 青空文庫
あけちたんていは、つかつかと、ようふくだんすにちかづいて、そのとびらをぱっとひらきました。
— 江戸川乱歩 『ふしぎな人』 青空文庫
作例 · 標準
このワンピースは、上質な用布が使われているため着心地が良い。
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彼は新しいデザインの服を作るために、様々な用布を吟味した。
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用布の選び方一つで、服の印象は大きく変わる。
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