内典
ないてん
名詞
標準
sutras
文例 · 用例
内典外典というが如く、げほうは外法で、外道というが如く仏法でない法の義であろうか。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
これ誠に名言で、内典にも大施太子、如意宝珠を竜宮に得、海を渡って少眠む内、諸竜にその珠を盗まれしが、眼覚めて、珠を復さずばついに空しく帰らじと決心し、一の亀甲を捉って海水を汲み涸さんとした。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
また鮫類にもその形竜蛇に似たるが多く、これも海中に竜ありてふ信念を増し進めた事疑いなし、梵名マカラ、内典に摩竭魚と訳す、その餌を捉るに黠智神のごとき故アフリカや太平洋諸島で殊に崇拝し、熊野の古老は夷神はその実鮫を祀りて鰹等を浜へ追い来るを祈るに基づくと言い、オランラウト人は鮫とう。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
内典を閲するに、仏や諸大弟子滅後久しからぬにこんな故事附けが持ち上ったと見え、迦多演那尊者空に騰って去る時、紺顔童子師の衣角を執って身を懸けて去る。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
和上は淨土宗にて戒律の復興に功ある碩學なるが、此書は全く儒道二教の典籍のみを批判して内典に及ばず。
— 内藤湖南 『敬首和尚の典籍概見』 青空文庫
最後に、内供は、内典外典の中に、自分と同じような鼻のある人物を見出して、せめても幾分の心やりにしようとさえ思った事がある。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
王浮の作つた『老子化胡經』は、もと一卷であつたが(唐の道宣の『大唐内典録』等には二卷とす)、後にその徒が増附して都合十卷(『佛祖統記』には十一卷とす)とした。
— 桑原隲藏 『老子化胡經』 青空文庫
但し一生の作を通じて恬澹なる気味あるは、父が一面の性癖に本づき、且つ幼きより父母の感化を受けて心を内典に傾けられたるにも由るべし。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
作例 · 標準
仏教の研究者は、日々内典を読み解き、その奥深さを追求している。
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その宗派の教えは、特定の内典に基づいていることが多い。
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図書館の奥深くには、数百年前の内典が大切に保管されていた。
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