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科白

かはく
名詞頻度ランク #44982 · 青空 306
1
標準
actions and words (of an actor)
文例 · 用例
彼は芝居で腹を切つた俳優が科白の間にやるやうに、深い呼吸を暫くの間苦しさうについてゐた。
有島武郎 An Incident 青空文庫
次に、永年科白で苦労していい加減科白に嫌気がさしていたので、小説では会話をすくなくした。
織田作之助 わが文学修業 青空文庫
なお、文楽で科白が地の文に融け合う美しさに陶然としていたので会話をなるべく地の文の中に入れて、全体のスタイルを語り物の形式に近づけた。
織田作之助 わが文学修業 青空文庫
私の小説の話術は、戯曲の科白のやりとりの呼吸から来ている筈だ。
織田作之助 わが文学修業 青空文庫
古い科白ね」 弓子は手を握られたまま言った。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
「なるほど、家を飛び出すだけあって、あんたも随分おつな科白が飛び出すわね。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
何とか科白を喋ってから引き下るということにしなければ、恰好がつかないし、今更引っ込みもつかない」「じゃ、何を喋りに来たんや」「結論を先に言おう」 と小沢はじろりと一同を見廻して、「――喧嘩というものが、いかにくだらぬものであるかということを、君たちに納得させたいんだ」「大きにお世話や。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
」小沢「豹でも龍でも亀でもない」と、気ざっぽい科白だが、中之島公園で演説した気持の延長で、言う。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
作例 · 標準
彼の科白回しには独特の間があり、何気ない一言であっても観客の心を掴んで離さない魅力がある。
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「うーん、その科白、もう少し突き放すような冷たさが欲しいな」と演出家が椅子から身を乗り出した。
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舞台袖で何度も自分の科白を反芻しながら、彼女は心臓の鼓動を鎮めるために深く呼吸を繰り返した。
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脚本の余白には、役者の表情や細かな動きを指定するト書きが、科白と同じくらいの熱量で書き込まれている。
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