下拍
かはく
名詞
標準
downbeat
文例 · 用例
それなんかはくだらない出来だけれども」 そう君はいかにも自分の仕事を軽蔑するように言った。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
この二人が情交をむすんだか、どうかはくわしく書かれていない。
— 菊池寛 『大力物語』 青空文庫
しんじゆの清き身ならずば小百合なにかはくちづけのあまきにほひもまじへじを、さてもせつなげ、 『君を戀ふ』と。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
女の涙はぢき、かはく。
— 坂口安吾 『波子』 青空文庫
どう違うかはくわしくお話すると長くなりますから略しますが、重いルックサックを背負っているので、身体のバランスがとりにくいことや、場所によって雪の変化が甚しいことなどが関係すると御了解ねがい度いものです。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
もう五十年来寄席通ひをつづけ、今でも京都では唯一の寄席である新京極の富貴亭の定連株になつてゐる私は、いまだにさういつた芸人付き合ひが止められないので、義理にも黒足袋よりほかはく気にならない。
— 吉井勇 『黒足袋』 青空文庫
このなかはくさくって、胸がむかむかするじゃないの。
— グリム Grimm 『漁師とそのおかみさんの話』 青空文庫
窓枠が白く塗ってあり、そのほかはくすんだ淡いグリーンだ。
— 片岡義男 『頬よせてホノルル』 青空文庫
作例 · 標準
指揮者のタクトが鋭く下拍を刻んだ瞬間、ホルンの咆哮がホールの静寂を鮮やかに切り裂いた。
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「リズムが後ろに倒れてるよ。もっと下拍に重みを乗せて、足の裏でしっかり地面を踏み込んで!」
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彼はメトロノームのように正確な下拍を刻み続け、即興演奏に走るメンバーたちの屋台骨を支えた。
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