下膊
かはく
名詞
標準
forearm
文例 · 用例
中央に裸にされた男の屍骸が仰向けに足を踏み伸ばして横たわって居り、その左腕の下膊筋だけが皮膚を剥ぎ取られて赤く露出している。
— 野上豊一郎 『レンブラントの国』 青空文庫
キツト上膊と下膊との共同疲労に違ひない褪め切つた中食をとつて見るか――見る。
— 李箱 『LE URINE』 青空文庫
それなんかはくだらない出来だけれども」 そう君はいかにも自分の仕事を軽蔑するように言った。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
この二人が情交をむすんだか、どうかはくわしく書かれていない。
— 菊池寛 『大力物語』 青空文庫
しんじゆの清き身ならずば小百合なにかはくちづけのあまきにほひもまじへじを、さてもせつなげ、 『君を戀ふ』と。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
女の涙はぢき、かはく。
— 坂口安吾 『波子』 青空文庫
どう違うかはくわしくお話すると長くなりますから略しますが、重いルックサックを背負っているので、身体のバランスがとりにくいことや、場所によって雪の変化が甚しいことなどが関係すると御了解ねがい度いものです。
— 石川欣一 『山を思う』 青空文庫
もう五十年来寄席通ひをつづけ、今でも京都では唯一の寄席である新京極の富貴亭の定連株になつてゐる私は、いまだにさういつた芸人付き合ひが止められないので、義理にも黒足袋よりほかはく気にならない。
— 吉井勇 『黒足袋』 青空文庫
作例 · 標準
リハビリテーションの過程で、下膊の筋肉を鍛えるためのトレーニングがメニューに加えられた。
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転倒した際に下膊を強く打ちつけたらしく、ひどい腫れと皮下出血が見られる。
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解剖学の講義で、下膊を構成する橈骨と尺骨の構造について詳しく学んだ。
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採血の際、看護師さんは私の下膊を丁寧にさすりながら、血管を探し当ててくれた。
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