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鼓室

こしつ
名詞
1
標準
tympanic cavity
文例 · 用例
焦心霜ふりてすこしつめたき朝を、手に雲雀料理をささげつつ歩みゆく少女あり、そのとき並木にもたれ、白粉もてぬられたる女のほそき指と指との隙間をよくよく窺ひ、このうまき雲雀料理をば盗み喰べんと欲して、しきりにも焦心し、あるひとのごときはあまりに焦心し、まつたく合掌せるにおよべり。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
拾ってしまいさえしなければいいだろうと思ってそれをすばやくつまみ上げましたら砂がすこしついて来ました。
宮沢賢治 サガレンと八月 青空文庫
それからすこしつき合って居るうちに、部厚なこっくりしたK氏の体格のどこかに落ちつきくさったそして非常にデリケートな神経が根を保っている。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
お酒は、しかたが無いけれども、煙草は、もすこしつつしんで下さい。
太宰治 俗天使 青空文庫
「好いとも、明日往こうか」「明日はすこしつかえるから、明後日の朝の一番にしようじゃないか」「好いとも、だが、僕がきっと勝つよ」 益雄と画家は約束を実行して、二人で××海岸へ往った。
田中貢太郎 草藪の中 青空文庫
「其げよこしつちめえ」おつぎは小さな聲でいつて尻目に掛けた。
長塚節 青空文庫
ブルジョアジーの生活圏内に生活したものは、誰でも少し考えるならば、そこの生活が、自壊作用をひき起こしつつあることを、感じないものはなかろう。
有島武郎 広津氏に答う 青空文庫
ぬのこきて、月見んも如何なるを以てか、年のすゑとて人々物せはしう、うちのゝしりて行くを聞くにつけ、おのれもかく気ながきことす可からずと、戸ざし埋火かきおこしつ、文ども読む、折から向ひの寺の鐘今よひもいねよかしと告げ渡る。
上田敏 青空文庫
作例 · 標準
鼓膜の奥にある鼓室に水が溜まってしまい、耳鼻科を受診した。
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鼓室の中には、音を伝えるための小さな三つの骨があるんだよ。」
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中耳炎が悪化して鼓室が炎症を起こすと、激しい痛みを感じる。
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