駸々
しんしん
副詞-と形容詞-たる
標準
proceeding quickly
文例 · 用例
駸々と水泳場も住居をも追い流す都会文化の猛威を、一面灰色の焔の屋根瓦に感じて、小初は心の髄にまで怯えを持ったが、しかししばらく見詰めていると、怯えてわが家|没落の必至の感を深くするほど、不思議とかえって、その猛威がなつかしくなって来た。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
中には粉末の腐骨が残されていて、肉の疲れを見すまし黴菌は駸々と周囲を腐蝕し始めます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
もう水は引いて、両岸は乾いてゐたが、鮠や石斑魚の泳ぐさまが見えるほど、いつもは澄んでゐる流れが、黄色く濁つて、駸々と底深さうにながれてゐた。
— 牧野信一 『繰舟で往く家』 青空文庫
右に曲がり左に曲がり、時にはグルリと後返りをし、駸々として進んで行く。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
第十三回一 船は駸々と流れて行った。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
死の胎内を一道の大河が生きて駸々と流れているのだ。
— 国枝史郎 『神州纐纈城』 青空文庫
その後、知識は駸々乎として長大足の進歩を示し、宇宙に関する中世紀の理念は不完全となり、当時の包括的思索も終に信ぜられざるに至った。
— 桐生悠々 『科学的新聞記者』 青空文庫
彼等がかくの如く、長夜の惰眠に耽りつゝありしに際し、時勢は駸々として黒潮の如く、革命の気運に向ひたりき。
— 芥川龍之介 『木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)』 青空文庫
作例 · 標準
子供の成長は駸々と早く、あっという間に大人になった。
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近代化の流れは駸々と進み、都市の姿は大きく変貌した。
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技術革新は駸々と進展し、私たちの生活を豊かにしている。
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標準
running quickly (of a horse)
作例 · 標準
競馬場で、お気に入りの馬が駸々と先頭を駆け抜けていく。
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早朝の牧場では、子馬たちが広い草原を駸々と走り回っていた。
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あの名馬は、レースの後半で駸々と追い上げ、見事な逆転劇を演じた。
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