乱暴狼藉
らんぼうろうぜき
名詞
標準
running amok
文例 · 用例
「まるで馬鹿だなあお前は……俺にはそんなこといふ資格は無いどもな」 勃凸が酔つたまぎれに乱暴狼藉を働くと、おんつぁんは部屋の隅にいざり曲つて難を避けながら、頭をかゝへてかう笑つた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
誰も天窓のおさえ手なければ、お丹はいよいよ附上りて、我儘日に日に増長なし、人を人とも思わぬ振舞、乱暴狼藉言語に絶えたり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
子細の知れないこの乱暴狼藉については、お安という女が突然発狂したとでも思うほかはなかった。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
それが突然に藤沢の宿にあらわれて、自分の主人に乱暴狼藉を働いたのは、一体どういう子細があるのか。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
これが後の玄洋社の前身であったが、天下の形勢を憂慮する余り、近所界隈の畑や鶏舎を荒し、犬猫の影を絶ち、営所の堀の蟇を捕って来て、臓腑を往来に撒布するなぞ、乱暴狼藉到らざるなく、健児社の連中といえば、大人でも首を縮める程の無敵な勢力を持っていたものであった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
例えば「忠直卿行状記」などをみると大名の君主とその家来との間にあった極端な形式主義を足場にしたのに対して割合に人間らしい常識を持っていた忠直卿がジリジリしてその腹立ちを当時の君主らしい乱暴狼藉に現わした。
— 宮本百合子 『“慰みの文学”』 青空文庫
一口にいえば、飛んでもない乱暴狼藉をはたらいた訳ですわ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
なかんずく応用に至りては仏蘭西革命の歴史の示すが如く独り仏蘭西のみならず人類の歴史を汚す如き乱暴狼藉を来たしたのである。
— 新渡戸稲造 『デモクラシーの要素』 青空文庫
作例 · 標準
敵兵たちは村になだれ込むと、家屋に火を放ち略奪するという乱暴狼藉の限りを尽くした。
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酒に酔った勢いで店内を破壊し回るなど、彼の乱暴狼藉ぶりは目に余るものだった。
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治安が悪化したそのスラム街では、夜な夜なならず者たちによる乱暴狼藉が繰り返されていた。
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