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凶歳

きょうさい
名詞
1
標準
poor crop year
文例 · 用例
槌と鶏と怪を為す事、上述デンデンコロリの話にもあり、山茶の木の槌は化ける、また家に置けば病人絶えずとて熊野に今も忌む所あり、拙妻の麁族請川の須川甚助てふ豪家、昔八棟造りを建つるに、烟出しの広さ八畳敷、これに和布、ヒジキ、乾魚などを貯え、凶歳に村民を救うた。
鶏に関する伝説 十二支考 青空文庫
この瀬兵衛は他の役も勤めたが、代官役で、民治の上には功績を立て、即ちその頃の弊として百姓が自ら怠って不作をさせて年貢の軽減を求めるというような事をも、矯正して、それぞれ未進のないようにさせたりあるいは義倉といって村々の共有財産を作って凶歳の準備をさせたりしたので、藩からも度々賞美された。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
この三、四年、半作にもならぬ凶歳がつづいた揚句、麦作、秋作、雑穀の果てまで、収穫皆無ということになったので、古今未曽有の大飢饉になった。
久生十蘭 ボニン島物語 青空文庫
されば農家は三年耕して一年の糧を贏し、政府も租税の取り心ろよく、わが三府六十県の人民、すなわち当今猫も杓子も唱おる、わが三千五百万の兄弟は、三年一回の凶歳ありても飢餓の憂を免るべき割合ではありませぬか。
津田仙 禾花媒助法之説 青空文庫
作例 · 標準
記録的な冷夏により、今年の米の収穫は「凶歳」となった。
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度重なる干ばつが、この地域の農業を「凶歳」に追いやった。
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飢饉につながるような「凶歳」が、歴史上何度かあった。
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