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勢語

せいご
名詞
1
標準
Tales of Ise (Heian period collection of poems) (abbr)
文例 · 用例
――閨、いや、寢床の友の、――源語でも、勢語でもない、道中膝栗毛を枕に伏せて、どたりとなつて、もう鳴きさうなものだと思ふのに、どこかの樹の茂りへ顯はれない時は、出來るものなら、内懷に隻手の印を結んで、屋の棟に呼びたい、と思ふくらゐである。
泉鏡太郎 木菟俗見 青空文庫
平安朝以後の鶏に関聯したものは、どれもこれも「きつにはめなむ」(勢語)と憎んだ東女を、権輿に仰いで来た様である。
折口信夫 鶏鳴と神楽と 青空文庫
願わくは将来大いに東北を振興させ、清盛の伊勢語、義仲の木曾語、六波羅探題の伊豆語・鎌倉語、室町の三河語等の力をもって、今の京都弁を混成したごとく、近くはまた北上上流の軽快なる語音を廟堂に聞くように、少なくとも一部の仙台藩閥を、東京の言語の上にも打ち立てしめたいものである。
柳田国男 雪国の春 青空文庫
また魚では、川えび、小あぢ、せいご、きす、といつたやうな小魚までもが、脂がのつて、うまく口にせられるやうになるのも、この季節を私達に親しましめるものの一つである。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
鮒やせいごを釣る人達がいた。
――吾が生活 し・さ 青べか日記 青空文庫
渡良瀬川では鱸、せいご、ぼらの投網打ち、鮭網、鰻の袋網。
大鹿卓 渡良瀬川 青空文庫
なにせいご布告を知るまでは、生きた心地もございませんでしたで」「空井戸といったが、深さは」「それがえらい深い空井戸で、八、九丈もございましょうか」「水はないな。
吉川英治 新・水滸伝 青空文庫
作例 · 標準
文学史の授業で、『伊勢物語』の略称として「勢語」という呼び方があることを初めて知った。
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古注釈書の中には、勢語の特定の段について非常に詳細な考察が加えられているものがある。
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彼は勢語の雅な世界観に魅了され、平安貴族の恋愛模様をテーマにした論文を執筆中だ。
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