国人
こくじん異読 くにびと・こくにん・くにうど・くにゅうど
名詞
標準
indigenous person
文例 · 用例
さういふと、外国人はたゞもう楽天的で、我々は唯もう渋い一天張りの国民のやうな気もするが、そんなことは、一朝にして決められることではない。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
古来自然を友とすることが多かつた我が国人は、感傷の綱の海を漕ぎゆくには余りに清廉であり、されば比較的清廉でなかつた人が用に与つて来たかも知れませぬ。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
私思ひますに、我が国人の素質は非常によく、開化の段階は猶低いのであります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
実際彼の妻のように、良人に対して忠実な奉仕をする女性は、普通の西洋婦人の中にはほとんどなく、これほどまた男が殿様扱いにされる家庭生活も、西洋では考え及ばないことであるから、ヘルンの手紙をよんだ外国人たちが、いかにその日本の友人を羨望したかが想像される。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
彼が異国人と夜のまったく明けはなれるまで談じ合うほど語学ができるかどうか、そういうことからして怪しいもんだと私は思っている。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
キリスト教の問題に限らず、このごろの日本人は、だんだん意気込んで来て、外国人の思想を、たいした事はないようだと、ひそひそ囁き交すようになったのは、たいへん進歩である。
— 太宰治 『世界的』 青空文庫
「あれが外国人だから嫌な表情にみえないんだが、日本人だつたらどんなに嫌に見えるだらう。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
蕪村は関西の人であり、元来が南国人であるけれども、好んでまた南国の明るい風物を歌ったのは、彼自身が気質的にも南国人であったことを実証している。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
作例 · 標準
入植者が現れるずっと前から、この地には誇り高い国人たちが独自の文化を築いていた。
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国人たちの伝統的な踊りは、大自然への感謝と畏敬の念に満ちている。
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「私たちはこの土地の国人として、聖なる森を守り抜く責任がある」と長老は説いた。
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標準
local
作例 · 標準
旅先で道に迷ったが、親切な国人が駅まで案内してくれて助かった。
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祭り当日、会場は着飾った国人たちと見物客でごった返していた。
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「この料理は国人の間で昔から食べられている家庭の味です」とガイドが説明した。
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標準
local lords and samurai
作例 · 標準
戦国時代、各地方の国人たちは生き残りをかけて有力大名と合従連衡を繰り返した。
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守護大名の権威が失墜すると、実力を蓄えた国人領主たちが台頭し始めた。
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城代家老は、領内の国人衆を懐柔するために連歌の会を催した。
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標準
daimyo who did not leave his domains to meet the shogun in Kyoto (during the Muromachi period)
作例 · 標準
上京して将軍に拝謁する義務を果たさず、領国に留まり続けた大名を国人と呼んだ。
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彼は幕府の命を無視して国人として自領に居座り、独自の法を敷いた。
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「あの大名は国人を気取って、京の華やかな暮らしには目もくれないそうだ」
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ウィキペディア
国人(こくじん、くにびと、くにゅうど)は、広くその国の国民、住民のこと。
出典: 国人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0