服地
ふくじ
名詞
標準
cloth
文例 · 用例
銃のさきについていた剣は一と息に茶色のちぢれひげを持っている相手の汚れた服地と襦袢を通して胸の中へ這入ってしまった。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
そしてその服地の匂いが私の寂寥を打ったとき、何事だろう、その威厳に充ちた姿はたちまち萎縮してあえなくその場に仆れてしまった。
— 梶井基次郎 『器楽的幻覚』 青空文庫
どっちとも、上質の洋服地の制服を着、靴を光らして、身だしなみはよかった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
すると、もう、むす子特有のしなやかで熱いあの体温までが、サージの服地にふれたら直ぐにも感じられるように思われた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
その青年は、むす子が熱心に覗くであろう筈の新しい縞柄が飾ってある洋服地店のショウウインドウや、新古典の図案の電気器具の並んでいるショウウインドウは気にもかけずに、さっさと行き過ぎた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
洋服屋には何|呎でも服地はある。
— 新美南吉 『童話における物語性の喪失』 青空文庫
だから大きい寸法には大きい服地をもって臨むばかりだ。
— 新美南吉 『童話における物語性の喪失』 青空文庫
その中に墺太利のウヰーンの品を、独逸商館の手を通じて試入した服地が二品混っていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
この服地は手触りが良く、高級感がある。
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彼女は新しいワンピースを作るために、美しい花柄の服地を選んだ。
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この老舗のテーラーは、質の良い服地を豊富に取り揃えている。
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